フリーランスにとっての年度最終難関「確定申告」との向き合い方

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「確定申告」なる言葉を聞いたことがあるだろうか。それはもう、なんというか、やっかいだ。しかしフリーランスにとっては避けては通れぬ壁。もう何度奴の顔を拝んだことだろうか。憎き存在との向き合い方を、ここに記そう。

フリーランス100年物語「フリーランスにとっての年度最終難関「確定申告」との向き合い方」

そろそろ動き出しても、早すぎるということはないんじゃないか。

なにがって、「確定申告」が。もう1月も終わりに差し掛かってきたわけだし、そろそろ準備をし始めてもいい頃合いではないだろうか。

確定申告とは?とか、具体的な方法!とかは、ネット上に山ほどある情報から確かな筋を探し出してもらうとして。

年末から続いていたやっかいな案件も、3月に入ってようやく終わりが見えかけてきた頃。ふと思い出す「確定申告」という存在。やっかいな案件が終わる…!と思った矢先の裏ボス的な。経験したことがある人も、少なからずいると思う。

そんな全国の民にとって120%面倒くさい存在との、「向き合い方」を書いていこう。

確定申告とは年貢が変化したもの

確定申告とは、7世紀末頃に初めてその制度の大元となるものが誕生した、要はお上が民に好き勝手させないために課した「租税」を、20世紀風にバージョンアップさせた人民支配システムである。

「確定申告なんてしたことがないよ。」

という人も日本には大多数いるだろうが、それは所属する企業なり団体なり機関なりが、給与から税を差し引きお上に勝手に上納しているからであって、知らず知らずのうちに人民支配システムの歯車となっているのである。

元々は「年貢」という形で納めていたものの、時の権力者たちがお米では腹が膨らむだけで娯楽とはなり得ない、という結論を出した結果、お米の代わりにお金で納めさせる、という形に変化したのである。

そして、マイナンバーなどというもはや「そこまでするか感」を当時は感じた人が多かったであろう実験が開始され、これにより人民支配システムから逃れる術は無くなったと言ってもいいだろう。

ことわざにもなっている

「年貢の納め時」ということわざを聞いたことがあるだろうか。

これは大昔、民百姓が3月10日くらいになるとこぞって「年貢じゃ年貢じゃ!」「納め時じゃー!」と騒ぎ始めたことに由来している。

単純に、年貢を納める時期のことを指すのであって、「物事を諦めるときが近付いていること」を示唆しているわけではない。

向き合い方

大幅に脱線してしまったが、フリーランスとして年貢…ではなく確定申告と向き合うには、どうすればいいのだろうか。

かれこれ数年をフリーランスとして生きてきた者にとって、それは確実な経験として、そして数多ある方法から導き出した3種の神器として、携えることが出来ている。

その3種の神器を、今ここに記そう。

freee

freeeと書いて「フレー!」と読む。

フレー!とは、確定申告だけでは飽き足らず、日々の経理までまとめて効率化してくれる、税理士も真っ青な人民支配システムを裏から推奨しているソフトウェアのことだ。

どうして税理士も真っ青なのかというと、これまでは確定申告のような「税」が絡み更には「お上」に上納するようなものは、「国」が認めた資格を所有する存在に依頼することが、ひとつの常識としてまことしやかに囁かれていた。

そんなフォークロアを崩壊させようとこの世に現れたのが、フレー!のような素人でもあれやこれやと入力するだけで納税額がわかってしまう、ちょっとしたドラえもんのようなロボットなのだ。

嫌々ではあるが、フレー!に頼らざるを得ない場面が、これまでに何度かあった。「ホタルの墓」を見ていないにも関わらず、フレー!を利用しているときは涙が出てきたものだ。

弥生シリーズ

あの有名な「ファイナルファンタジー」シリーズに、主に武器防具の類として出てくる「源氏シリーズ」。

その対となるのが、「弥生シリーズ」だ。

この弥生シリーズも、確定申告を裏から推奨せんとしている、フリーランスにとってはやっかい極まりない存在だ。

どうしてこんなにも、お上に従うことを良しとする者たちばかりなのか。「我こそはお上と闘う者なり」という勇者は、いつになったら現れるのだろうか。

余談だが、確定申告には「青色」と「白色」が存在する。どう考えたって「赤色」一択なのに。確定申告の青色白色に付随する形で、「弥生シリーズ」にも「青色申告」と「白色申告」が存在する。

弥生を抜け出した社員が、いつの日か「赤色申告」なるソフトを世に出してほしいものだ。

針谷正雄税理士事務所

先の「年貢の納め時」ではないが、7世紀末から続く年貢、そして鎌倉時代辺りには納税となっていたようである現代の「確定申告」について、「もう本当に後がない…」という状況に陥ってしまったとき、時代時代の人々は彼に助けを乞うたという。

その名は「針谷正雄」だ。

国から「128551」という管理番号を与えられている彼は、これまで個人が稼いだ収入を税という形でお上に上納させるだけでは満足できず、あまつさえ有名な企業の収益ですら、その何%かを国に納めさせているのだ。

その総額たるや何千、いや何億、いや何十億だろうか。そしてその額はこれからも増え続けることであろう。「税理士としての仕事が忙しい」らしいから。

そんな彼だが、2月10日を過ぎてからの確定申告の新規の依頼は、受けてくれないから早めに依頼するべし。

本記事に出てきた個人及び法人その他を指す名称はこの世に存在しないか、存在したとしても本記事に出てくる想像上の名称とは一切関係ありません。なにより一番関係がないのは、この記事を書いたブロードバリュー株式会社のCSOです。

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